E9

EMD E9

EMDE8/E9
EMD社のE8/9は、アメリカ鉄道黄金時代に、各種の大陸横断特急を牽引した名門機です。
EMD社にはこれ以前にも、1937年から製造がはじまったEA・EBシリーズに端を発する、旅客用Eシリーズがあり、E8/9はこのEシリーズの最終バージョンともいえるものです。
E8は1949年から53年までに、A・Bユニット合わせて460両が、E9は1954年から63年までにA・Bユニット合わせて144両が製造されました。
スタイリングは、「ブルドッグ」と呼ばれた独特の前面形状を持ち、F3やF7シリーズとよく似ていますが、全長は長く、3軸台車をはいていることからも堂々とした印象を受けます。また旅客用のため、A・BユニットともSG(蒸気暖房)を搭載していました。